はじめに
暑い季節が到来するたびに、涼しさを求める製品が注目を集めます。
今年の夏は特に暑かったですね。
9月に入り今さら感がありますが、今回はニトリの「収納ケース付きネックファン(SM-KRNF160)」のレビューです。
ニトリは手頃な価格で高品質な家具や生活雑貨を提供する企業として知られていますが、このネックファンは果たして期待に応えてくれたのでしょうか？
購入
購入したのは7月の下旬だったと思います。
その日もひどく暑い日で、ニトリのネット販売分は品切れでしたが、たまたま立ち寄った実店舗にはまだ何個かあり、衝動的に購入しました。
リンクはそのうち切れてしまうかもしれませんがニトリのサイトのリンクを載せておきます。
そろそろシーズンオフということでしょうか、サイトを確認した9月11日時点では販売価格が通常2,490円のところ2,241円に値下げになってました（10%オフ）。
ちなみにSM-KRNF160という型番で検索したところ、実はニトリ以外でも販売していたようです。
ヨドバシは2,780円、しかも販売開始2023/03/24ということで実は去年のモデルだったようです。 https://www.yodobashi.com/product/100000001007739285/
販売は終了していましたが、今年のモデルだと2,250円、ポイント還元を加味すると2,000円ちょっとということで、こっちを買えばよかったですね。 https://www.yodobashi.com/product/100000001008358752/
さらにヨドバシの今年のモデルの型番YNG-KRNF160-BEで検索するとAmazonでも出ていて1,870円、確認時点ではまだ在庫がありました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0D34W3PW3/
型番の真ん中に入っている「KRNF160」はともに同じなので、中身は一緒なのかもしれません。
製品紹介
まずは、製品の基本情報から見ていきましょう。
首に掛けて使用する小型ファンです。
携帯しやすいコンパクトなデザインで、持ち運びにも便利な専用収納ケースが付属しています。
ぱっと見ヘッドホンみたいですが音は出ません。次のモデルは音が出ると面白いかもしれませんね。好きな音楽を流したり、風鈴の音を鳴らしたり。あとはスマホ接続で通話機能とか。
両手を自由に使える！という点もハンディ扇風機に対するメリットですね。USB充電は今時のタイプCです。
重量は約180g。NAKAGAMIという会社が中国から輸入している感じでしょうか。愛媛の松山にあるようです。住所をGoogleマップで見てみると近くに松山城があるみたいですね。よく見ると型番はYNG-KRNF160(WH)となってます。
７つの特徴。分解してみないと判りませんが羽根なしで送風しているそうです。手持ちタイプのミニ扇風機だと混雑した電車で周囲の人の髪の毛を吸い込んで羽根に巻き付きそうで怖いという方向けに。
ポーチ付き。結構しっかりしたものでした。
他の物入れにも使えそう。
ここから風が出ます。
ネックバンドは手で自由に曲げを調整しつつ固定ができる感じの硬さになってます。ネックバンドの付け根に隙間が見えますがここから空気を吸っているような。ここから髪の毛を吸い込まないのかは試していないので何とも言えませんが、羽根が無いので吸ったとしても引っ張れば出てきて安全ということでしょうか。
くるくる巻いて収納サイズへ。
このスイッチで長押しON/OFF、短押しで風量調整なのですが、首にかけた状態だと目視できないのでスイッチを手探りで探すことになりますが、出っ張りが少ないからかちょっと探しづらかったです。何度もやってると覚えるとは思います。
ポーチに入れるとこんな感じ。
主なスペック
- サイズ: 幅約118mm × 高さ約42mm × 奥行約59mm
- 重量: 約180g
- 風量設定: 3段階
- バッテリー持続時間: 約1.5～6時間（風量により）
- 充電時間: 約3時間
- 付属品: 収納ケース、USB充電ケーブル
出力性能（風量、冷却能力）
風量は3段階で調整可能で、最も強力なモードではそこそこな風が吹き出しますが、とはいてサイズも小さいのでそよ風レベルだとは思います。 https://youtube.com/shorts/OGgTomollBk
サイズと重量
本製品は非常にコンパクトで持ち運びに便利です。
重さも約180gと軽量なので、長時間首に掛けていても負担が少ないです。
静寂性
精度は不明ですがスマホアプリで風量を切り替えながら測定してみました。
運転音は最大風量で50dB以下、耳元に近いこともありそれなりの音量には感じますが、外歩きで耐え難いほどでは無いようには思います。
最小は約22dBですがこれはOFFのときで、ONにして最小風量で約35dBぐらいでしょうか、これぐらいだと音量はそれほど気にならないレベルだとは思います。
動画でも撮ってみました。再生時のボリューム設定次第なのであまり参考にならないと思いますが。
操作性
直感的なデザインで、誰でも迷わずに使える仕様になっています。
操作は簡単で、電源ボタン一つで風量の調整ができます。
ただ、前述のように肩にかけた状態で操作しようとすると電源ボタンが見えないので、手探りで探すことになるのですが、出っ張りが少ないため、慣れるまで手間取るかもしれません。
充電は付属のUSBケーブルで行うため、充電環境が整っていれば、いつでもどこでも使用可能です。
ネックバンドの硬さ
適度な硬さがあり、普段、静止しているときや徒歩のときは問題ないです。
ただ、スポーツやってるときにこれを付けたままはちょっと厳しいと思います。
ゴルフの時にこれを付けてスイングしてみたのですが、大きくずれたり、外れて落下したりもしました。
耐久性と保守サポート
耐久性については、少し使ってみただけなので何とも言えませんが、見た目にはしっかりした作りで丈夫そうには見えます。
ニトリで購入しましたが、メーカは別なので、その点はご注意ください。
実際に使ってみた感想
実際に使用してみると、十分な風を感じますし、バッテリーも風量設定によりますが長く持つ方かなと思います。
操作も簡単で、重量も軽いため、首にかけたまま長時間過ごしてもほとんど気になりませんでした。
最小風量だと騒音も控えめで、静かな場所でも快適に使用できました。
ただ、涼しさ、冷却能力、という点に関しては、あくまで周辺の空気を吸って吹き出しているだけなので、気温35度以上のような真夏の環境だと、生温い風が吹くだけなので涼しくは感じません。
それでも移動中などで一時的に日陰に入ると、空気の温度はそれほど変わらないはずですが錯覚なのか風を少し涼しく感じたので、無いよりは良いとは思いました。
また、風量は吹き出し口のサイズが小さいこともあり、最大でもそよ風レベルなので、外を歩いているときは、風を切って感じるレベルとそんなに変わらず、あまりネックファンの風をあまり感じません。
特に自転車での移動時はネックファンは意味ないのかなと思います。
根本的にはネックファンは静止した状態で使うものなのかな、という印象です。
ただ、空調の入ったビルに入ったときはネックファンから吹き出す風が冷風になるので、このときはかなり涼しさを感じます。
電車に乗った直後にしばらく使うような用途には向いているのかなと思います。
他の冷却グッズとの比較
同様のネックファンは持ってないのですが、前述のような理由から、根本的に真夏の屋外では冷却効果はあまり期待できないのかなと思いました。
10分程度の短時間なら、冷凍庫で冷やして首に付けるクールリングがいいのかなと思います。
もうちょっと長い時間なら、冷タオルがいいのかなと。 www.kao-kirei.com
Amazonで今見ると5本入りで680円だったので、3セットだと約2,100円で15本分。
仮に徒歩移動の往復で2本ずつ使うと約1週間分。
毎日使うとお金が気になりますが、スポット的に使うには良いのかなと。
もしくは、冷やしミニタオルを自作するとお金かからなくて良さそうです。
あとは試したことないですが、空調服＋冷却材とかでしょうか。
まとめ
ニトリの「収納ケース付きネックファン(SM-KRNF160)」は、どういうシチュエーションで使うかによって、合う合わないがあるな、と思います。
