HDDクローン&消去ツール
QNAPのNASのHDD交換をクローンツールを使って試してみようと思い、ついでにHDDのデータ消去も可能ということで、玄人志向のHDDスタンド クローンデータ消去 KURO-DACHI/CLONE+ERASE/U3 をAmazonで購入しました。
価格は5000円弱ぐらいでした。
USB接続ポートも付いていて、PCに接続すればUSB外付けHDDとしても利用できました。
外観
箱天面:
箱側面:
各機能利用時のLEDのステータスが説明されています
箱側面:
2.5インチと3.5インチのSATAインタフェースのHDD/SSDに対応しているようです。
箱側面:
Windows8のシールが貼られており随分昔の在庫のようです。Windows10に接続して利用は出来ました。
箱側面:
最大3TBのマークもありますが、それより大きいサイズでも大丈夫かどうかは未検証です。
内容物:
日本語マニュアルは入っていませんでした。箱側面がマニュアル代わりなんでしょうか。
本体正面:
ステータスを示すLEDで進捗率もついでに表現する仕組みのようです。
右端はクローン開始用の操作ボタンです。
本体背面:
消去ボタンは誤操作防止のためか穴を細いもので押し込むタイプになっています。
本体底面:
国内の認証は特には取得していないようです。
USB外付けHDDとして利用
HDDを装着:
剥き出しなのでそのまま日常的に利用するのは向かないとは思います。
USB外付けHDDとしてPCに接続時:
USB接続時はLEDが青く光るようです。
背面のUSBポートはUSB3.0なのでPC側も対応していれば速度はそれなりに出ると思います。
ただし本体付属のUSBケーブルは短めなのでPCのすぐそばに置いて接続する必要があります。
クローン機能
クローンは、HDDを2本セットして、本体正面のCloneボタンを押すだけで実行されます。
PCを接続しなくても独立してクローン出来るので便利です。
HDD1>HDD2への一方通行になるので、HDDの装着を間違えないよう注意が必要です。
HDD自体の性能にもよると思いますが、時間はそれなりにかかる印象です。
今回1TBのHDDを2TBのHDDへクローンコピーしましたが、丸二日弱ぐらい(1日目の11:00~2日目の18:00頃まで)かかりました。
コピー完了:
進捗に併せてLEDが左から順に点灯していき、完了すると全LED点灯状態になりました。
時間はかかりますが、簡単にクローンコピーができました。
ディスクの取り出しは、挿入部の横についている取り出しボタンを押すと飛び出てくる訳ではなく、ボタンを押しながらディスクを引っ張り出す感じでした。
詳細は別の記事に記載しますが、QNAPのNASのHDD交換用途としては残念ながらNGでした。
データ消去
HDDは1本でも2本まとめてでもデータ消去を実行できるようです。
データ消去もPCを接続しなくても独立して実行できるので便利です。
今回は先にクローンで使った2TBのHDDと、QNAPのNASのQ-RAID1で使った2TBの2本をまとめて消去してみました。
消去前:
消去前にUSB外付けHDDとしてPCに接続して、Windows上で「ディスクの管理」で検索すると出てくる「ハードディスクパーティションの作成とフォーマット」というコントロールパネルの機能で状態を確認しました。
ディスク3の方がクローンで使ったHDDで、ディスク4の方がQ-RAID1で使ったHDDだったと思います。
消去ボタン:
本体背面の消去ボタン(ERASEと刻印されている穴の奥のボタン)を3秒程度押すことで消去を開始します。
消去開始:
ただし最初何度かうまくいかず、消去ボタンの操作にちょっとコツが必要な感じでした。
本体付属の英語のマニュアルには消去ボタンを少なくとも4秒押すようにという説明でしたが、実際には余り長く押しているとキャンセルされるような気がします。
何度かやってうまくいったのは穴を3秒押してぱっと離す、つまり長く押しすぎないようにすると良いような気がしました。
消去完了:
消去中はLEDの点灯が左から順に点灯していき、4つ全て点灯すると消去完了のようです。
時間を測るのを忘れていたためどれぐらい時間がかかったか判りませんがクローンに比べると早く終わったと思います。
消去後:
再びUSB外付けHDDとしてPCに接続して確認してみると無事にデータは消えているようです。
本当にデータが消えているのかどうかはデータ復元ツールなどで確認してみないと何とも言えませんが。
まとめ
単独でクローン/消去が簡単に実施でき、また、PCにUSB外付けHDDとして接続もできてディスクの状態確認にも使えるので、便利なアイテムだとは思いました。
ただ、当初の目的だったQNAPのNASのHDD交換用途には使えなかったのと、個人的にはそれほど頻繁に利用するものでも無いと思いましたので、購入はちょっともったいなかったかも、と思いました。