購入検討
HDDを1本搭載するQNAP製のTS-120というNASを、以前中古で購入して使っていますが、HDDを2本搭載してNAS単体でバックアップが可能なタイプも購入することにしました。
家庭用のNASだと、QNAPの他にSynology、Netgear、他にも国内メーカのバッファロー、IOデータなどがありますが、Amazonや価格.comでよく売れているSynology製品で今回は検討しました。
さらにSynology製のHDDを2本搭載可能な2bayタイプにも以下のように何種類かあります。
- DS218j
- DS218play
- DS218
- DS218+
価格はDS218jがだいたい2万円前後でいちばん安く、また売れ筋でもあったのですが、数千円高いもののCPUやメモリの性能が良いDS218を購入することにしました。
Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングで比較して、もろもろポイントが付くタイミングだとYahoo!ショッピングが2万円弱相当となりいちばん安く、さらにその中でも納期が早そうだったコジマYahoo!店で購入しました。
開封
注文してから数日で届きました。
箱正面:シンプルなパッケージです。
箱裏面:
箱天面:店頭購入しても持ち帰れるよう取っ手が付いています。
箱側面:
箱側面:
内容物:ASKは日本の代理店のようです。
本体正面:
本体側面:
本体背面:背面側はUSB3.0のポートが2つあり、外付けHDDを接続しても高速に通信が出来そうです。
本体底面:ゴム足が付いています。
HDD装着
HDD別売りタイプのNASなので、HDDを装着します。
組み立てマニュアル:3.5インチHDDの場合は工具(ドライバー)不要のようです。
HDD搭載用パーツ:QNAPのときはドライバーでネジ止めでしたがSynologyはHDD固定パーツを使うことで工具不要で装着できるようです。
HDD搭載用パーツ:HDDのネジ穴と位置を合わせてカチッと止める感じで固定できます。
HDD搭載用パーツ装着完了:
本体内部:
HDD搭載:
フタ装着:最後に前面のフタを取り付けて完成です。
HDDの搭載が簡単に行えるように工夫されている印象です。
起動
管理アクセスはWEBブラウザから行います。
接続:
ライセンス合意書:
設定開始:
DSMインストール:DSMというのはNASのOSのようです。
データ消去:HDDのデータは消去されます。
DSMインストール開始:
DSMインストール中:
再起動:
再接続:再起動直後(再起動中?)は接続が一旦切れました。
管理アカウント情報作成:再節後に管理アカウントを作成します。
アップデート管理:
アップデート管理:通知スケジュールも細かく設定できるようです。
QuickConnect:外出時などインターネットからNASにアクセスするための機能のようです。Synology側の中継サーバを経由してアクセスするタイプのようです。
QuickConnect:この機能は不要であれば(または後で考える場合は)設定をスキップできます。
推奨パッケージインストール:おすすめアプリをまとめてインストールしてくれます。
設定完了:
デバイス分析:不要であれば「いいえ、結構です!」を選択します。
起動後:管理画面の操作はWindowsと似たようなグラフィカルなインタフェースになっています。WEBブラウザの中で操作します。
ディスクの状態:ディスクのフォーマットは「btrfs」、RAIDの設定はSynology独自の「SHR」に自動的に設定されたようです。
使用
管理画面は少し操作した程度ですが、QNAPとそれほど使い勝手に違いは無い印象です。
スマホで撮影した動画データをNASに保存しておき、タブレットからNASにアクセスして動画を再生するような使い方は、以前のQNAPのTS-120に比べると、DS218はCPU、メモリともに性能が高いからか、安定して再生できるようになったと思います。
その他
nasneの地デジ録画番組をNAS上に移動させるアプリで、「DiXiM Media Server」という有償製品があり、QNAPで使用している「sMedio DTCP MOVE」と使い勝手を比較してみたいと思っていました。
DS218購入時点はキャンペーンで「DiXiM Media Server」が無償提供されているというネット情報を見てダウンロードしようとしたのですが、以下のようなメッセージが出て入手できませんでした。
DiXiM Media Serverキャンペーンでもらえず:
よくよく見るとキャンペーンの対象モデルが「DS218j」のみに限定されていました。
さらにはキャンペーンの話は抜きにして、そもそも「DiXiM Media Server」の紹介ページをよく見ると、動作対象モデルが「DS218j」のみに限定されているようです。
同じSynologyで同じOS(DSM)、さらには同じDS218シリーズであっても使用できるアプリに違いがあるということになり、加えてスペック的には上位モデルの方で利用できないアプリがあるということになります。
メーカサイトにはモデルを複数選択して比較する機能もあるのですが、そこにはそのような情報までは出てこないので、特定のアプリの利用を前提に購入モデルを検討されている方は気を付けた方がよい点になると思いました。
ただ、そのようなアプリが他にもあるのかどうかまでは調べ切れていないのですが、もしかするとこの「DiXiM Media Server」のメーカは株式会社デジオンという日本企業なので、日本で特に売れている「DS218j」に限定して日本向けに特別に対応したというお話なのかもしれません。
ぱっと見には「DiXiM Media Server」の方が「sMedio DTCP MOVE」よりも使い勝手は良さそうなので、今後「DS218」にも対応した場合は改めて試してみたいと思います。